この手順のゴール
この手順の目的は、ただ一つです。
「頭の中にある“映像の感覚”を、
途中で薄めずに、SORA2で再現できる形に落とす」
まず最初に、はっきり言います。
もしあなたが今、
SORA2のプロンプトは書いている
でも「どこが良いのか」「何が間違っているのか」分からない
直すたびに、別の方向へ行っている気がする
同じAIに聞き続けて、情報だけ増えて混乱している
という状態なら——
それはセンスの問題ではありません。

原因はもっと単純です。
AI制作で一番よく起きる事故
SORA2で動画を作ろうとすると、
多くの人が同じ事故にハマります。
会話が増えるほど、情報が増えすぎる
「何が本当に大事だったか」が分からなくなる
最後に出てくるプロンプトが
なんとなくそれっぽい ものになるしかも
「どこがズレたのか自分で説明できない」

結果、こうなります。
「良い気もするけど、不安」
「直しているのに、正解に近づいている気がしない」
この状態で
1つのAIに聞き続けると、ほぼ確実に沼ります。
だからこの手順は最初から、
「会話の熱量」ではなく
「設計図の純度」を守ること
を目的に組んでいます。
この制作フローの全体像(先に地図)
まず、全体像を出します。
この順番が崩れると、混乱します。
脳内イメージを言語化する
会話の中から「それそれ!」だけを抜き出す
抜き出した核を“設計図”として固定する
草案プロンプトを作る
設計図と照らしてチェックする
指摘点を「統合」して最終化する
SORA2に投げ、ズレを次回に活かす
重要なのはこれです。
ChatGPT:言語化・草案生成(通訳)
NotebookLM:記憶・監査(監督)
SORA2:映像生成(現場)
👉 1つのAIに全部やらせない。
これが、この手順の根本思想です。
0. 制作前に必ずやること
「破ってはいけないルール」を決める
ここを飛ばすと、100%迷子になります。
まず決めるのは
ロック条件(絶対に変えないこと)。
これは「好み」ではなく
制作の憲法です。
例:
カメラは固定(動かさない)
画面構図は常に同じ
動くのは画面内だけ
キャラは全身カラー怪獣
顔・種族は全員違う
世界観:元々壊していない
構成:日常 → 戦闘 → 動き途中でフリーズ+名前
ここが曖昧なまま
「いい感じにして」とAIに頼むと、

毎回違う“いい感じ”が出てきます。
1. ChatGPTでやるのは「プロンプト作り」ではない
最初の工程でやるのは、
完成プロンプト作りではありません。
やるのはこれだけ。
👉 頭の中の映像を、人間の言葉に翻訳する
どんな雰囲気か
何を真似たいか
どんな順番で進むか
何をされたら嫌か

この段階でやってはいけないことは明確です。
会話全体を正解だと思わない
迷い・例え話・ノリを混ぜたままにしない
「これで完成にしよう」と焦らない
ここは
材料出しのフェーズです。
2. 会話の中から「それそれ!」だけを抜く
ここが、この手順の核心です。
会話が長くなると、
良いアイデア
仮の案
例え話
思いつき
が全部混ざります。
そのままプロンプトにすると、
👉 良いところと悪いところが混ざった指示
になります。

だからやるのはこれだけ。
「それそれ!」と思った要素だけを抜き出す。
は捨てていいです。
抜き出した要素は以下の記事で紹介しているメモツールで管理すると頭から煙が出にくくなります^^
https://pagehost-jp.github.io/memo-gattai/
詳しい説明記事はコチラ↓
https://note.com/murabito_s/n/nb0fdd5c893cb
3. 抜き出したものを「設計図」として固定する
この段階で初めて、
ロック条件
禁止事項
構成テンプレ
キャラ個性
画質・時代
を順序立てて整理します。
ここで初めて、
「これは良い」
「これはズレている」
と判断できる基準が生まれます。
4. 草案プロンプトを作る

ここで初めて、
SORA2用のプロンプトを作ります。
たやることは超シンプル
① 抽出した「※1 それそれメモ(設計図)」を
👉 まるっとコピペ
② ChatGPTに、こう投げる
👇 このまま使っていいテンプレ
🔧 ChatGPTに投げる用プロンプト(草案生成用)
以下は、SORA2で映像を生成するための「設計図(それそれメモ)」です。
あなたの役割は、
この設計図の内容を【一切削らず】【解釈を足さず】、
SORA2にそのまま渡せる「英語の動画生成プロンプト」に翻訳することです。
重要な注意点があります。
・これは「完成版」を作るフェーズではありません
・目的は「現場(SORA2)に投げられる形」に変換することです
・演出を盛ったり、表現を良くしようとしないでください
・設計図に書いていない要素を勝手に追加しないでください
・構造と順序を明確にし、SORA2が誤解しない形に整理してください
出力ルール:
・英語で書くこと
・セクション構造を明確にすること
・後から修正・監査しやすいように整理された形にすること
以下が設計図です。
ーーーーーーーーーー
(※ここに「それそれメモ」を全文コピペ)
ーーーーーーーーーー
これで「何をしているか」を言語化すると
あなたがこの工程でやっているのは👇
❌ 正解のプロンプトを作る
❌ 良い表現を考える
ではなく、
👉 「脳内イメージで書かれた設計図を、
SORA2が読める言語に“通訳”させている」
だけ。
なぜ「自分で書かない方がいい」のか
ここ超重要。
人がこの段階でやりがちな事故👇
設計図にない表現を足し始める
「こっちの方が良さそう」で構造を崩す
文章をきれいにしようとして意味を曖昧にする
結果、
🌀 また「良い/悪いが分からない」状態に戻る
「SORA2用のプロンプト」という言い方が曖昧な理由
これも大事。
「SORA2用のプロンプト作って」
だけだと、ChatGPTはこう勘違いしやすい👇
良い映像を作ろうとする
表現を盛る
“正解っぽい完成形”を出そうとする
それを防ぐために、さっきのテンプレでは:
❌ 完成版じゃない
❌ 盛るな
❌ 解釈足すな
⭕ 翻訳しろ
を最初に縛っている。
5. NotebookLMで「監査」を成立させる正しい順序
前提の整理(まずここを揃える)
NotebookLMでは👇
❌ 長文をチャット欄に貼る → 送信できない/事故る
⭕ ソースとして入れる → 長文OK・参照安定
だからこの構成が必須。
① NotebookLMに入れるソース構成(順序が重要)
ソースは必ず 2つ 入れる
🧩 ソース①(最優先・憲法)
※1 それそれメモ(設計図)
ファイル名おすすめ
※1_それそれメモ_設計図.txt
役割
👉 判断基準・正解の定義これは
書き換えない
盛らない
追加しない
🧪 ソース②(叩き台)
※2 SORA2用プロンプト(ChatGPT草案)
ファイル名おすすめ
※2_SORA2プロンプト_草案.txt
役割
👉 評価・監査される対象
② ソース投入後、NotebookLMに最初にやらせること
いきなり
❌「これ合ってる?」
❌「直して」
は 絶対ダメ。
まずNotebookLMの役割を固定する。
③ NotebookLMに「監督役」を宣言するプロンプト(最初に1回だけ)
👇 これを最初にチャット欄へ
あなたの役割は「生成」ではなく、
以下の2つのソースを基準にした【監査・チェック専門】です。
・※1_それそれメモ_設計図.txt は「絶対基準(憲法)」です
・※2_SORA2プロンプト_草案.txt は「評価対象(叩き台)」です
あなたは新しい演出や表現を追加してはいけません。
やることは以下のみです。
・設計図(※1)と照らし合わせて
・草案(※2)が
- 守れている点
- 足りていない点
- 破っている点
を、理由つきで指摘してください。
修正案を出す場合は、
「どこに・何を・どう足すか」まで明確にしてください。
👉 これでNotebookLMは
「口出ししない監査官」 になる。
④ 実際の「監査プロンプト」(これが本体)
🔍 監査用プロンプト(そのまま使える)
以下の観点で監査してください。
【監査対象】
・※1_それそれメモ_設計図.txt
・※2_SORA2プロンプト_草案.txt
【チェック項目】
1. 構成チェック
- 設計図にある構成テンプレ(順序)は完全に守られていますか?
- 順番の抜け・混在・曖昧化はありませんか?
2. ロック条件チェック(最重要)
- 「絶対に変えない」と指定された条件は、すべて草案に明示されていますか?
- 曖昧な表現や、誤解されそうな書き方になっていませんか?
3. 禁止事項チェック
- 設計図で禁止されている要素が、草案に紛れ込んでいませんか?
- 禁止事項が「暗黙」になっていませんか?
4. キャラ・外見チェック
- キャラ共通ルールは全員に適用されていますか?
- キャラ個別の外見・種族・差異は、明確に分離されていますか?
- 「色違い量産」や「同型事故」が起きる余地はありませんか?
5. 画質・時代・比率チェック
- 設計図で指定された時代・質感・比率は、草案に十分な強度で書かれていますか?
- SORA2が無視しそうな弱い表現になっていませんか?
【出力形式】
- 問題なしの項目
- 足りない項目(理由つき)
- 破っている項目(理由つき)
- 修正するなら「どのセクションに何を追加すべきか」
⑤ NotebookLMの返答の正しい読み方(重要)
NotebookLMの返答はこう読む👇
✅ OK例
構成は完全に一致しています
ロック条件も守られています
ただし1点、キャラ外見の個別指定が草案に統合されていません
これは
❌ ダメ
じゃなくて
👉 「制作工程が次に進んだ」サイン
⑥ やってはいけない読み違い
❌「ダメ出しされた…」
❌「また失敗した…」
じゃない。
NotebookLMは
現場でいう“演出OK・美術設定不足”を言ってるだけ。
⑦ 次の正解ムーブ(迷子防止)
NotebookLMの指摘を見たら👇
指摘をカテゴリ分け
構成
ロック
外見
画質
ChatGPTに戻すときは これだけ
以下はNotebookLMの監査指摘です。
この指摘点のみを反映して、
SORA2用プロンプトを統合修正してください。
他の部分は一切変更しないでください。
👉 全修正させない。混ぜさせない。
まとめ(超重要)
NotebookLMは
❌ アイデア出し
❌ プロンプト生成👉 監査専門
監査が成立する条件は3つだけ
1️⃣ 設計図をソースに入れている
2️⃣ 草案もソースに入れている
3️⃣ チャットでは「比較と指摘」しかさせていない
SORA2に投げた「その後」にやること(完全分岐マップ)
SORA2の出力後は、必ずこの2択に分かれる。
A:設計図どおり → OK(完成)
B:ズレた → 学習ルートへ
重要なのは
👉 Bに行ったときに、絶対に迷子にならないこと。
出力を見てやることは一つ。
「なんか違う」では終わらせない
どのカテゴリがズレたかを特定する
それを次回の設計図に反映します。
Aルート:ちゃんと完成したとき(OK)
ここでやることは「保存」だけ
Bルート:ズレたとき(ここが本番)
ズレたときに
❌「もう一回聞く」
❌「プロンプト盛る」
をやると 100%沼。
ズレたときの正解ルート長くなるので、以下の記事でご紹介しています
https://note.com/murabito_s/n/nd4f02fef9c7f
最後に:この手順の本質
あなたがやっているのは、
AIに丸投げすることではありません。
AIを、
通訳
監督
現場
に分けて、
制作工程として使っているだけです。
だから、
迷子になりにくい
修正が感覚じゃなく作業になる
再現性が出る
もし今、
「プロンプトは書いているのに、
何が良くて何が悪いのか分からない」
と思っているなら、
それはあなたの能力の問題ではなく、
手順が存在していなかっただけです。
この手順は、
その混乱を起こさないための地図です。








