ぼくはAIに手伝ってもらいながら、短いリール動画を作っています。 台本から声を作り、画像や字幕と組み合わせる作業です。
ところが、AIサービスのfalから追加チャージの知らせが続きました。
「めっちゃFALのせいきゅうきているんだけど リールの音声にそんなつかうん!!??」
ぼくの感覚では、そんなに大量の動画を作ったつもりはありません。 作業記録を振り返ると、完成した動画の本数とは別の数字が見えてきました。
🎬 作ったのは約2分のリール2本。声の注文は約255回でした

9月29日と10月2日に作業したのは、1本あたり約2分のリールを2本です。 合計しても、完成動画は約4分でした。
ところが、担当AIが作業記録から数えた音声生成の注文は、2日分で約255回。 その中には、完成する前の試し直しや作り直しも入っていました。
今回の短い文章のテストでは、1回で0.09ドルの残高が減っていました。 この額を注文回数に掛けると、255回×0.09ドル=22.95ドルです。
つまり、音声を作る費用は約23ドルという推計です。 1ドル150円で換算するなら、約3,450円になります。 これは円での実請求額ではなく、為替や手数料を含まない目安です。
「4分の音声なら、いつでも約23ドルかかる」という話ではありません。 今回は、短い音声を何度も頼み直す作り方で、この額になりました。
さらに、9月25日から10月2日までの8日間には、10ドルの追加チャージが4回ありました。 合計40ドルです。ただし、これは残高に入れたお金です。 この2本の音声費に、そのまま足してはいけません。
財布に入れた金額と、買い物で使った金額は別ですよね。 チャージ履歴と利用料も、同じように分けて見る必要がありました。
🧩 値段の読み違い・細かい分割・丸ごと作り直しが重なりました

使っていたのは、falを通して文章を声にする「Qwen3-TTS」という道具です。
※用語の補足①「API」=ソフトがサービスへ注文するための窓口です。 今回なら、AIが「この文章を声にして」と頼む場所です。
① 値段を計算しただけで、実際の減り方を見ていませんでした
公式ページには「1,000文字あたり0.09ドル」と表示されています。 ぼくらの道具は、短い文なら文字数で割って安くなると計算していました。
ところが、担当AIが「テストです。」の6文字を1回生成すると、残高は0.09ドル減りました。 料金表からの予想と、今回の使い方での実測が違っていたのです。
この結果を「falの全モデルは、短文でも必ず同じ料金」と広げることはできません。 モデルや使い方ごとに、料金の数え方を確認する必要があります。
料金と設定の参照元は、今回使ったモデルの公式ページです。
https://fal.ai/models/fal-ai/qwen-3-tts/text-to-speech/1.7b
② 約13秒で切れたのを、道具そのものの限界だと思っていました
長い文が途中で切れたため、文章を55文字ほどずつに分けていました。 その分だけ、声を頼む回数が増えていたのです。
調べ直すと、声をどこまで作るかを決める設定がありました。 担当AIの試しでは、設定を変えると長い文も最後まで作れました。
「13秒がfal共通の上限」ではなく、今回の設定が関係していたということです。 ただし、長くまとめれば必ず良い声になるわけでもありません。 文の最後まで聞こえるか、途中で声が変わらないかも確かめます。
③ 絵や字幕を直すときも、完成済みの声まで作り直していました
10月2日の1本は、8回の作り直しで音声の注文が約182回ありました。 直したいのは一部でも、処理をやり直すたびに、全部の声を新しく作っていたのです。
写真を1枚差し替えるたびに、印刷済みの冊子まで全部刷り直すような状態でした。 小さな修正でも、買い直す範囲が大きければ費用が増えます。
ぼくの言葉が専門的ではなかったから、という問題ではありません。 最初に料金を測ることと、変えていない音声を残すことが、作る側の仕組みから抜けていました。
💳 自動チャージをOFFにしても、残高の利用は続きます

※用語の補足②「自動チャージ」=残高が決めた線より少なくなると、自動でお金を追加する設定です。 財布が軽くなったら、カードから補充するイメージです。
便利ですが、今回のように何度も頼み直すと、追加購入が続く理由にもなります。 残高が減るたびに補充されるので、「使いすぎたから一度止まる」というきっかけが弱くなります。
OFFにして止めるのは、新しい追加入金です。 残高が残っている間の利用料が、無料になるわけではありません。 過去の請求が取り消される設定でもありません。
そのため、「今日はここで使うのを止めたい」なら、生成する作業自体も止めます。 自動チャージの設定と、AIが新しい注文を出すことは、別々に確認します。
この記事は、ぼくの設定がOFFになったことを報告するものではありません。 実際の設定は、自分の料金画面で確認します。
📁 一度作った声は、取っておいて使う形に変えました

※用語の補足③「キャッシュ」=一度作ったデータを取っておき、必要なときに使う仕組みです。 今回なら、完成した音声を引き出しにしまっておくことです。
この見直しでは、読む文章や声の設定が同じなら、保存済みの音声を使うようにしました。 同じ短い文での確認は、1回目が新しい注文1回、2回目が注文0回でした。
絵や字幕だけを変えるなら、声は買い直しません。 台本や声の設定を変えた部分は、新しく作ります。 声そのものが崩れていたときも、その部分だけ作り直します。
ここでいう0回は「新しい音声の注文」の回数です。 動画制作全体や、すでに作った音声の費用まで0円になるわけではありません。
さらに、文章を細かく分けすぎないよう、頼み方も見直しました。 作業が終わると、注文回数・料金の目安・保存済みの声を使った回数を出す形です。 これなら、買い物のレシートを見るように、その回に何を使ったかを追えます。
声はElevenLabs v4へ切り替える準備と試しも進めました。 ただし、サービスを変えれば無駄な作り直しが消えるわけではありません。 同じものを何度も生成すれば、そこでも利用量は増えます。
2026年10月3日に見た公式料金には、10月12日までの期間限定割引もありました。 今の安さがずっと続く前提にはせず、割引後にもう一度測ることにしています。
https://elevenlabs.io/pricing/api
🛑 自分のAIには、予算と「止まる線」も渡します

これから有料の道具をAIに任せるなら、最初のお願いにお金の条件も入れます。 自動販売機にお金を渡すなら、使ってよい額も決めておく感じです。
自分のClaude CodeやCodexへ、そのまま渡せる確認文です。 最初は「見るだけ」にして、勝手なテスト課金を防ぎます。
この作業で使う有料サービスについて、まず見るだけで確認してください。
まだ生成・追加購入・設定変更はしないでください。
1. 何を1回頼むと、どんな単位で料金がかかるか説明してください。
料金表からの予想と、実際の利用記録は分けてください。
2. 同じ内容を作り直したとき、保存済みの音声や画像を使えるか確認してください。
使い回せない部分と、その理由も教えてください。
3. 自動チャージの状態を、確認できる範囲で調べてください。
確認できなければ「未確認」と書いてください。勝手に変えないでください。
4. 1回の試しにかかる費用と、全体の予算・注文回数の上限を提案してください。
私が承認するまで、有料の試しは始めないでください。
5. 承認した上限を超える前に止まる仕組みも確認してください。
作業後は、実行回数・実際の料金・未確認の費用を短く報告してください。
サービスを使うための秘密の鍵、カード番号、個人情報は回答に書かないでください。
説明は、専門知識がなくても分かる短い日本語にしてください。この文は確認の入口です。文章で約束しただけで、必ず止まる保証にはなりません。 予算を決めたら、サービス側の制限や、回数を数えて止める仕組みも確認します。
次に1本作るとき、ぼくが見たいのは完成動画だけではありません。 「今回は何回頼んで、いくら使ったか」まで、作品と一緒に受け取ります。








