AIを使った発信やSNS運用が当たり前になってきました。
でも、こんな悩みを感じたことはないでしょうか。
AIに文章を書かせると、なんだか全部同じに見える
毎回トーンがブレて、「うちらしさ」が消える
担当者が変わると、文章の雰囲気が別物になる

この問題をまとめて解決するのが、
**NotebookLMを使った「ブランドバイブル」**です。
この記事では、
NotebookLMって何ができるのか
ブランドバイブルって何を作るのか
実際にどうやって使うのか
を、仕事の引き継ぎを教える感覚で説明します。
そもそも「ブランドバイブル」って何?
一言でいうと、
AIに渡す“会社の教科書”です
人で例えると、新人が入ってきたときに渡す
「この会社では、こう考えて、こう書いて、これはNG」という
マニュアル一式のことです。
これをAIに渡すとどうなるか?
AIがこうなります👇
「この会社なら、こう言うよね」と考える
勝手な言い回しをしなくなる
毎回、同じ人が書いたような文章になる
つまり、
AIが“そのブランドの中の人”として動くようになります。
NotebookLMって何をするツール?

NotebookLMは、Googleが出している無料のAIツールです。
特徴はとてもシンプルで、
📘 資料を読み込ませる
🧠 その資料だけを根拠に答える
という性質を持っています。
なのでNotebookLMは、
**「調べ物AI」ではなく「教科書暗記型AI」**です。
ブランドバイブルと相性がいい理由はここにあります。
全体の流れ(最初にゴールを見せます)
やることは、実はこの3つだけです。

1️⃣ AIに渡す「教科書(PDF)」を作る
2️⃣ NotebookLMに読み込ませる
3️⃣ その教科書を使って投稿を作る
難しい操作はありません。
文章を書くのが苦手でも大丈夫です。
ステップ1:AIに渡す「教科書」を作る 📘

①「過去のベスト投稿」をコピペする
何をする?
Instagram や X(旧Twitter)を開く
「いいね」「保存」「反応」が多かった投稿を 5〜10個選ぶ
文章(キャプション)をそのままコピーして貼る
書き方(例)
【過去のベスト投稿①】
投稿本文:
今日もちゃんとやろうとして、
ちょっと疲れてしまった人へ。
休むのが下手でも、
それに気づけたなら十分です。
メモ(なぜ良かったと思うか):
・短い
・断定していない
・励ましすぎない
これを5〜10個分、繰り返します。
AIへのメッセージ(意味)
「これが、うちのブランドにとっての“正解の文章”です。
口調・温度・余白は、これを基準にしてください。」

②「大切にしている想い」を書く
何をする?
会社や個人として 大切にしている考え方を書く
文章がきれいじゃなくてOK
箇条書きでOK
書き方(例)
【大切にしている想い】
・嘘をつかない
・正しさよりも、その人の感覚を大事にする
・上から教える言い方はしない
・「変わらなきゃ」と追い込まない
・答えを渡すより、気づきのきっかけを置く
AIへのメッセージ(意味)
「文章を作るときは、
バズるかどうかより、
この考え方に合っているかを優先してください。」

③「NGリスト(やっちゃダメなこと)」を書く
ここは かなり重要 です。
何をする?
言ってほしくないこと
触れてほしくない話題
ブランドの空気に合わない言い方
を 具体的に 書きます。
書き方(例)
【NGリスト】
・政治・宗教・他者批判の話題は出さない
・「絶対」「誰でも」「100%」などの断定表現は使わない
・不安を煽って行動させる言い方はしない
・「買ってください」「今すぐ」などの押し売り表現は禁止
・上から目線、説教っぽい言い方は禁止
AIへのメッセージ(意味)
「これをやると、このブランドは壊れます。
だから、どんな時も避けてください。」

④「ペルソナ(誰に話すか)」を書く
何をする?
“みんな”ではなく 1人の人物 を思い浮かべる
実在の友人をモデルにしてOK
書き方(例)
【ペルソナ】
名前(仮):サトミさん
年齢:34歳
仕事:事務職
状況:仕事は嫌いじゃないけど、最近ちょっと疲れている
SNSを見る時間:夜、ベッドの中
求めているもの:元気づけよりも、安心できる言葉
AIへのメッセージ(意味)
「この人が、スマホを見ながら
“ふー…”と息をついているところに
話しかけるつもりで書いてください。」

★ ステップ1の最後:PDFにする
Googleドキュメント → PDFとしてダウンロード
Word → PDFとして保存
これで
AIに渡す“脳みそ(データ)”が完成です。
ステップ2:NotebookLMに「人格(キャラ設定)」を吹き込む

(NotebookLMを使う)
① NotebookLMを開く
Googleで「NotebookLM」と検索
サイトを開く
「新しいノートブック」をクリック
② PDFをアップロードする
「ソースを追加」をクリック
さきほど作った ブランドバイブルPDF を選ぶ
これだけで、
AIはあなたのブランドの過去・想い・ルールを全部読みました。
③ 最初の指示(人格設定)を入力する
※ここが一番大事

入力する場所
チャット欄に 最初のメッセージとして入力
入力する文章(そのままコピペOK)
あなたは、この資料(ブランド・バイブル)を熟知した、
当ブランドの専属SNS担当者として振る舞ってください。
【プロフィール】
・名前:サクラ
・年齢:32歳
・性格:共感力が高く、日常の小さな変化に気づける
・口調:やさしい。断定しない。「〜です・ます」調が基本
・絵文字ルール:1投稿3つまで。「✨」「🌿」はOK。「😂」は禁止
【重要ルール】
・一般的な正解より、「このブランドらしさ」を最優先する
・資料にある過去のベスト投稿の文体を必ず真似する
・AIっぽい表現(「〜することができます」「提供します」など)は使わない
これで、
AIは「ブランドの中の人」になります。
ステップ3:実際に使ってみる(運用イメージ)
ここからが、いちばん楽しいところです。ディープリサーチという使い方をします。

シチュエーション例
本屋で
『がんばらない休み方』
という本を見つけました。
「これ、フォロワーさんに合いそうだな」と思った。
① 写真をNotebookLMに見せる
チャット欄の クリップマーク(📎) をクリック
本の表紙の写真をアップロード
※ 写真が使えない場合
→ 本のタイトルや帯の文章をそのまま打ち込んでOK
② こう話しかける(超重要)
この写真(内容)をヒントにして、
ブランドバイブルに基づいた
Instagram投稿文を作ってください。
・売り込みはしない
・結論は急がない
・余白を残した終わり方にしてください
③ AIのアウトプット例
ちゃんと休もうと思えば思うほど、
うまく休めなくなる日がある。
がんばらないって、
案外むずかしい。
今日は、
何もしない自分を
責めなかっただけで
もう十分かもしれません🌿
この文章は、
本の内容を説明していない
でも、エッセンスは使っている
ブランドの口調と一致している
これが ディープリサーチ です。
これで何が実現できるのか?
このやり方で、こんなことが起きます👇
✨ 投稿の雰囲気が毎回そろう
✨ 担当者が変わっても品質が落ちない
✨ ネタ切れしなくなる
✨ 「AIっぽさ」が減る

つまり、
属人性が“仕組み化”されます
よくある質問 Q&A
Q. 過去の投稿がまだありません
A. 理想の投稿や、他社で「好きだな」と思った文章を入れてOKです。
「この雰囲気が好き」という例でも、AIは学びます。
Q. PDFは1つにまとめた方がいいですか?
A. はい。1つがおすすめです。
理由は、AIが「関係性」を理解しやすくなるからです。
Q. AIの文章がまだ固いです
A. 最初は普通です。
あとから「もっとやわらかく」「この投稿に寄せて」と
過去投稿を追加すると、どんどん馴染みます。

まとめ:このやり方の何がすごいのか?
① ただのAIじゃない
PDF(教科書)を読んでいるので、
「うちのブランドなら、こう言う」
という判断ができます。
(これがRAG=検索拡張生成です)
② ネタ切れしない
本
広告
日常の会話
天気
全部、
ブランドの言葉に翻訳できます。
③ 誰がやっても同じ
別の人に
「この写真をNotebookLMに入れて投稿作って」
と頼んでも、
同じ口調・同じ温度感になります。
これが
属人性を活かした再現性です。
最後に
まずは、

「過去の投稿をコピペするPDFを作る」
ところから始めてください。
それだけで、
AIの文章は
驚くほど変わります。









